モデル番号 |
仕様 |
SD8101 |
1mL/個、3mL/個、7/個 |
この抗体は免疫発色試薬(二重染色 I)(SD8001)と共に使用します。
クローン:Mym1-TTF1 + BP6083
TTF-1は甲状腺濾胞上皮と肺胞上皮細胞の核に発現している。肺腺癌の鑑別診断のための主要なマーカーである。TTF-1は70%以上の非粘液性腺がん亜型、小細胞肺がん、未分化大細胞肺がんおよび非定型カルチノイドのごく一部、少数の定型カルチノイドに発現している。さらに、少数の肺扁平上皮癌がTTF-1陽性発現を示す。
ナプシンAは正常肺胞II型上皮細胞、腎近位尿細管、腎遠位尿細管で発現している。ナプシンAは肺腺癌の80%~90%で陽性である。しかし、ナプシンAはほとんど全ての肺扁平上皮癌で陰性発現を示した。ナプシンAの感度と特異性はTTF-1より優れている。TTF-1/ナプシンA複合一次抗体の方が感度が高い。
非小細胞肺癌では、腺癌に類似した大細胞神経内分泌癌の一部でTTF-1の陽性発現とNapsinAの陰性発現が見られる。TTF-1/NapsinA複合一次抗体は、これらの腫瘍疾患を効果的に同定することができる。
TTF-1肺腺がん核(茶色)
NアプシンA肺腺がん細胞質 (茶色)