サービス&サポート 病理学における蛍光in situハイブリダイゼーション技術

病理学における蛍光in situハイブリダイゼーション技術

2021-02-26

by snt_manager

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FISHの利点

  • 細胞培養は必要ない。
  • FISHはパラフィン細胞ブロック材料で行うことができる。
  • 保存組織はFISHに使用できる。
  • 細胞の形態が細胞遺伝学的異常とともに見られる。
  • 高解像度。
  • スライドは長期保存が可能。
  • 蛍光タグは安全でシンプル。

 

FISHの限界:FISHには以下の点がある。 制限がある:

  • FISH法は、特定のプローブのみを使用するため、染色体異常が判明している場合にのみ使用できる。
  • 細胞培養や従来法では、さまざまな染色体異常が得られる可能性があるのに対し、既知の染色体プローブしか使用しないため、スクリーニング検査には適さない。
  • FISHは対立遺伝子に特異的な情報を与えない。

 

FISHの応用:

  • 染色体の獲得と喪失:慢性リンパ性白血病の12トリソミーのような染色体の全増殖や消失を検出するのにFISHは有用で、細胞診や組織診のサンプルでFISHによって検出することができます。
  • 染色体再配列:FISHは、ユーイング腫瘍/原始神経外胚葉性腫瘍におけるt (11; 22) (q24; q12)のような典型的な染色体転座を同定するのに有用である。
  • 遺伝子増幅:乳癌におけるHER-2のような遺伝子増幅はFISHで検出できる。
  • 遺伝子欠失:尿路上皮細胞がんにおける9p21欠失などの遺伝子欠失はFISHで検出できる。
  • 疾患のモニタリング:病勢の進行や退縮を評価し、最小残存病変を同定する。

FISHプローブの詳細  https://www.celnovte.com/product-center/?cat=10

お問い合わせ info@celnovte-bio-tech.com

参考

Pranab Dey, Histopathology and Cytology (2018): 213-214.

 

 

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